ビタミンEは抗酸化作用が非常に強く、お肌の土台づくりやトラブル改善などの効果が注目されているため、別名「若返りのビタミン」と言われています。
1日のビタミンEの摂取の目安は、18歳以上の男性で6.5㎎/日、18歳以上の女性で6.0㎎/日で、普通の食事で補える事が多いです。
ただ、ビタミンEは体内に蓄積しにくく、ビタミンEが豊富な野菜類・種実類・魚介類をあまり食べない方は不足しやすい栄養素かもしれません。
今回は、そんなビタミンEが多い食材や、効率良く摂取するポイントについてご紹介します!
ビタミンEが多い食べもの 6選
ここからは、ビタミンEが多い食べものをご紹介していきます。今回は、さまざまな種類のビタミンEが多い食べものをピックアップしました。ピックアップは、一回あたり摂取する食材の消費量を目安に、ビタミンEの含有量が多いものをご紹介しています。
1. アーモンド
種実類は食品の中でもビタミンEの含有量が多いとされており、その中でもアーモンドは丸ごと食べられる食品として1番の含有率を誇ります。脂質が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、その殆どはオレイン酸やリノール酸など、健康に良い不飽和脂肪酸なので積極的な摂取をおすすめしています。
含有量:30.1mg / 100g
2.落花生(ピーナッツ)
落花生の殻の中にある実の部分は「ピーナッツ」と称されており、バターや油など加工された状態で見る事が多いです。千葉県での生産が盛んで、国内の8割近くを占めています。そのまま食べたり菓子類の材料や和え物など汎用性が高い食べものです。
含有量:16.8mg /100g
3.ひまわり油
ひまわり油はキク科に属するヒマワリの種子から作られる油をさします。サラダ油と比べて飽和脂肪酸が少なく、ビタミンEなどのビタミン類が豊富に含まれています。サラダ油と同様に、無味無臭かつ加熱に強いのが特徴で、胃もたれを起こしにくいのもポイントです。
含有量:38.7mg /100g
4.オリーブオイル
イタリアなど地中海沿岸が主産地のオリーブオイルですが、実は日本の小豆島でも栽培されています。ひまわり油とは違って独特の風味を持ち、生で前菜やサラダに利用することも多いです。一価不飽和脂肪酸やオレイン酸が豊富だけでなく、「オレウロペイン」というオリーブオイル独自のポリフェノールも含まれています。
含有量:7.4mg / 100g
5.すけとうだら(たらこ)
スケトウダラの卵を原料とするたらこは、赤い食用色素で色付けされたものを目にする事が多いかもしれませんが、最近の自然志向を反映して無着色のものもあります。ビタミンEの含有量は生だと7.1mg/100gですが、ビタミンEは熱に強いので、焼くと8.1mg/100gに量を増やす事が可能です。
含有量:8.1mg / 100g
6.モロヘイヤ
モロヘイヤは葉がしそに似ており、刻むとオクラのような粘りを出すのが特徴的な緑黄色野菜です。ビタミンE以外にも、β-カロテンがほうれん草の2倍以上の10,000μg/100gを含まれるなど、栄養価に優れた食べものとして近年注目されています。また、茹でてから水にさらし、お浸しやスープ、天ぷらなど幅広い調理が可能です。
含有量:6.5mg / 100g
まとめ
ビタミンEが不足すると、神経や筋障害の影響で血行が悪くなり、冷え性や頭痛、肩こりなどを起こしやすくなります。また、肌を紫外線の刺激から守る抗酸化力が低下し、シミやシワが出来やすくなります。
酸や熱には強いので調理による損失は殆どありませんが、光に弱いため、ナッツや油などの長期保存する食べものに対しては光を避ける必要があります。
これらを意識しながらビタミンEを効率良く摂取し、自慢の美肌を手に入れましょう!